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2016年11月28日

天空の城、備中松山城・・・現存天守、国重要文化財・・・岡山県高梁市!

岡山県高梁市の市街地の北端にそびえる標高480mの臥牛山の四つの峰、大松山、天神の丸、小松山、前山の頂部を中心として築かれた山城である!
現存する天守12天守のうち、最も高い位置にあり、国重要文化財である・・・




いみじくも、2013年12月4日に私、一人にて登城をいたしたのであります!
http://a-shi-a-to.blogspot.jp/2013/12/blog-post.html

その折りの私の脚力はそれは貧弱で、山登り、いや、登城の坂、石段がそれはそれは、厳しく、きつかったという印象があります・・

勿論、登城には、「P」に・・そう、鞴峠まで、上がれました・・・しかし、3年後の今、城見橋駐車場に「α君」を止め、シャトルバスで、鞴峠までいくことになっております・・・勿論、徒歩は自由ですが!

今回は、嫁と二人・・そう、脚の元気なうちにと・・私一人、2013年12月4日の登城の際の坂道の険しさを嫁に伝えいざ、備中松山城へと向かいました・・・(*^_^*)



小型バスと思っていたら、なんと、普通?の市バス・・・15分間隔で運行しています・・・往復300円
鞴峠の「P」です
さぁ、竹の杖を貸していただき、登城します・・・700m 約20分です!

3年前と比べ、整備されているようで、登りやすいです!
ええぇ! もう、中太鼓の丸跡が見えて来ました・・・こんなに近かったかなぁ?
中太鼓の丸跡・・・前回も思ったのですが、なぜか、瓦の破片が散乱しています・・う~ん?
中太鼓の丸跡から望む、高梨市市街、そして手前の山には、下太鼓の丸跡が、見えます
直線的な石段を上がると・・・そこは、大手門跡!・・こんなに近かったかなぁ?
大手門の右側にそびえる石垣群、天然の花崗岩、岩盤の上に石垣を築き、その上に更に土塀がある・・
・・・石垣の土塀から大手門・御番所・足軽番所のある二の丸へと続く・・・
2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」のオープニングの映像に備中松山城が使用されています・・(*^_^*)

国重要文化財・・・三の平櫓東土塀!
・・・土塀の一部が現存のもので復元の部分と壁の段差で区切っている・・・
しかし、数ある狭間はどこへ向かって狙うのか? 正面の林を向いているよ!
・・・この土塀の下は絶壁に近いのですが・・・不思議です!
三の丸・・


三の丸から厩曲輪へ上ってきました・・・荷馬を繋いでいた厩曲輪・・・馬も大変や、この坂をね

左手の石垣・・・備中松山城で最も古い石垣とある・・自然石の野面積み!
二の丸です・・・おおぉ、天守がみえます・・・
早速、本丸、天守へ・・・うん? なにか、数人で作業か?
おおぉ、青空を背景に、よき姿をまた、拝見できて、最高です!
近づいてみると・・・おおぉ、ドローンではないか! 
・・・近くの方に聞きました・・高梨市観光協会?市観光課?が、PR撮影ですって!
・・・プロやね・・・先日、姫路城の天守にドローンを飛ばしてぶつけた不届者がおるからなぁ!
さぁ、本丸へ・・・入場券を・・・一人、300円です!
南御門をくぐれば・・・本丸です!!

天守・・・国指定重要文化財!
・・・最も高い所に天守の現存する山城(標高430m)・・二層二階の典型的な山城・・・
天守創建年は天和三年(1683年) 水谷勝宗
一見、三層に見えるが入り口部分は手前にあった櫓との接合廊下にあたるとのこと・・・
本丸中央部の花崗岩の岩盤を削りその上に石垣と天守を築いている
天守の高さはおよそ11m 岩盤を含むとおよそ19mである・・・
1階の正面中央部の唐破風の装飾がそのバランスの良さを引き出している・・
唐破風が美しい・・・そして出格子窓が印象的ですね!!
奥には二重櫓が見える・・・国重要文化財・・後ほど、ゆっくり拝見します!
では、天守は入ります・・・右下に石落としがありますね!
入り口横、下足箱がある石垣むき出しに!・・・おもわず、撫でてしまいました・・・m(_ _)m
・・・ここは、天守への繋ぎ廊下である・・・
一気に2階へ・・・北面に御社壇(神棚)があります
・・・ここは、神の間といわれ、城主は、1階に座する・・・
見事な梁ですね・・・
天守2階から南側の眺望・・・右:六の平櫓 左:五の平櫓 いずれも、平成九年復元
一階へ・・急な角度の階段です・・・
一階・・柱の数が多いですね・・
囲炉裏・・・
板石造りで籠城の時に城主の食事、暖房用としてつかわれていたと云われています・・・

・・・篭城戦を想定して、装束の間が設けています
装束の間・・・城主だけの部屋・・
10畳ほどの広さで格子窓も、狭間もある 床板の下には石が敷き詰められ侵入できないようになっている 篭城戦を想定しているとのことです
唐破風の裏面・・武者窓(連子窓)・・・

・・正方形の角材の角を外側に向けて並べ、外から内が見えにくく、内からは広角に敵兵の動きを見ることができる

天守を出ます・・左(東)に東門がある
東門から天守の東面を上ると、腕木御門(復元)
そして、国重要文化財・・二重櫓があります(南出入口)
・・・天和三年(1681年)から3年に造営されたと・・・いや、壁に落書きが・・不届者がおるね!
腕木御門付近から見上げる、天守、東面 ・・・装束の間が外から見える
本丸を出ます・・・名残惜しいですが・・・お茶頂きながら・・・パチリです!
本丸を出て・・・土塀沿いに歩き、国重要文化財、二重櫓に向かいます

国重要文化財・・二重櫓
・・・天守同様、天然の花崗岩の巨石を櫓台とした二層二階建・・しかし、凄いね・・この櫓の右面は絶壁です!

こちらは北の出入り口・・後曲輪に通じています
搦手門跡・・・
水の手門脇曲輪・・、後曲輪、九の平櫓跡を望む・・・
五の平櫓へと続く土塀、石垣・・・石落としがよく、わかるね!!
二の丸から見下ろす・・三の平櫓東土塀と山並みを・・・

さぁ、下山します・・
・・・岩肌に張り付いている機械は、確か、岩盤のズレを見張っている?計測していると、説明板が? 今は無いです!
下っていきますが、帰りは違うルートで・・
下山中に望む・・・城見橋駐車場・・・
お迎えの、シャトルバスです・・・

備中松山城へ来たのが2013年・・・3年前、それから、中井権次一統の足跡を歩き回り、早朝のウオーキングも効果があったのか・・・以前と違い、あっという間に、登城できました・・・

嫁、宣わく・・・これぐらいでキツイと言ってたの?・・ってね!・・m(_ _)m

まぁ、ここはおとなしく、お聞きして・・・しかし、備中松山城の姿は気に入ってくれたみたいです・・
天候に恵まれ、遠くまで、走ってきた甲斐があったというものです

さぁ、北上します・・・





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