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2016年3月2日

下谷上農村歌舞伎舞台・・国指定重要民俗文化財を巡って・・兵庫県神戸市北区山田町!

下谷上農村歌舞伎舞台・・兵庫県神戸市北区山田町の下谷上天海彦神社の境内にあります

・・国指定重要民俗文化財の下谷上の舞台は、皿回し式の廻り舞台、太夫座、大迫り、花道の裏返し機構といった多彩な舞台機構を有します。特に、花道の一部が回転して裏側にある反り橋が現れる「花道の裏返し機構」は現存するものでは全国唯一のもの・・と、ある

農村歌舞伎舞台・・神戸市文化財の位置付けは?・・・

そもそも・・・・行政手続としての文化財のうち、単体の建造物をその対象とするのは次の2つあるとのこと・・・
・・・  有形文化財:歴史上又は芸術上価値の高いもの
・・・  有形民俗文化財:国民の生活の推移の理解のため欠くことのできないもの

・・農村歌舞伎舞台は、発達過程から見れば、神社の付属施設である長床の一形態に過ぎず、長床自体その成立が比較的新しく、しかも構造・様式について見るべきものが少ないため、行政手続上の文化財の枠組みでは、農村歌舞伎舞台は、有形文化財の指定対象ではなく、民俗芸能である農村歌舞伎の演場として、有形民俗文化財の指定対象とされるのが一般的です・・と、ある!


前回、訪れた・・北僧尾農村舞台歌舞伎・・・兵庫県重要有形民俗文化財
http://a-shi-a-to.blogspot.jp/2016/03/blog-post_1.html

・・専用の舞台機構が少ない北僧尾の農村歌舞伎舞台は、他の多くの未指定舞台と大きな差異は認められないのですが、前述のとおり、数少ない地方歌舞伎成立初 期の建立で、バッタリと呼ぶ床面拡張機構と太夫座という舞台機構より、明らかに長床から舞台への変遷が確認できることから、北僧尾の農村歌舞伎舞台は農村 歌舞伎舞台成立期の示標として重視され、兵庫県の重要有形民俗文化財に指定されていると ・・・

・・・・上記、神戸市文化財記述から引用です・・・・


兵庫県神戸市北区山田町・・・では、参りましょう・・下谷上農村歌舞伎舞台へ!

新神戸トンネルへの料金所・・・
この付近の道路状況は、なかなか、解りづらい場所でもあります・・・
まして、「P」する場所がないのです・・
山田中学校があります故・・(^_^;)

神戸市立山田中学校の西側が参道です・・・左、プール脇にそっと立っている天海彦神社の石標があります・・

この舞台は江戸時代末の天保十一年(1840年)に建てられた村芝居の舞台である
江戸時代には、原則として農民が芝居を観たり演じたりすることは禁じられていたが、実際にはこのような歌舞伎舞台が各地に建てられ農民たちは歌舞伎を楽しんでいた
現存する舞台は全国で約二千棟、兵庫県下で約百七十棟ばかりある
この舞台の特色は次のような点にあり、全国屈指の歌舞伎舞台として国指定の重要有形民俗文化財に指定されている・・
1:江戸時代末の建立で舞台建築としては古いこと
2:規模が雄大であること(間口十二メートル、奥行八メートル)
3:花道・太夫座・回り舞台・二重台・大迫り・ぶどう棚など多種の舞台機構を備えていること
4:花道の一部が回転して反り橋が出る特殊機構があること(全国唯一)
5:神社境内内の付属建造物である長床の利用舞台としての典型であること
なお、この舞台は昭和五十二年(1977年)に不審火で焼損したが、同五十四年に修復された ・・・案内板より引用


床下を・・・金属で補強?されていますね・・
2005年~2006年の舞台修理記が貼ってありました・・・
総事業費 15,000,000円
事業概要 屋根修理 舞台修理

内訳・・・
下谷上農村歌舞伎舞台保存会 2,500,000円
国庫補助金 7,500,000円
兵庫県補助金 2,500,000円
神戸市補助金  2,500,000円

なかなかの金額ですね・・・
保存会の方々も大変なご苦労です!

村社、下谷上天海彦神社・・後先になりました・・・
主祭神・・天津彦根命
 創立年月日不詳であるが、神域には老樹が多く、起源は相当古いものと思われる。明治六年(1873年)八月村社に列せられる。

 社殿は桧皮葺春日造、現在は銅板葺・・

社殿から見る、歌舞伎舞台・・・西を向いているように思えますが・・?

上谷上天満神社にも、県指定重要民俗文化財の 農村歌舞伎舞台がありますね・・・

機会みつけ、参拝いたしく思います・・・
ググっていると・・神戸神社一覧表をアップされているサイト、発見・・・
その数、神戸市全区で、290社・・・住所、電話、交通手段、特徴まで記されています・・・
写真付きですから、ご自分で、調査されたのですね・・・m(_ _)m

恐れいりました・・・

下谷上農村歌舞伎舞台・・・連絡すれば、内部を見せてもらえるような記述がありました・・確か?





参拝日:2月16日





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