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2014年12月28日

「黒田官兵衛の里・西脇市」・・新たな生誕地・発祥地説とは・・・兵庫県西脇市!

「黒田官兵衛の里・西脇市」・・新たな生誕地・発祥地説、そのゆかりの地をめぐっています!
しかし、これからの見所は、なぜ、西脇市が新たな生誕地・発祥地説なのかを、読まなければなりません・・

もうひとつの官兵衛生誕・黒田氏発祥の地・・官兵衛の里・西脇市・・・・に、書かれている説とは?・・

黒田官兵衛を輩出した黒田氏は、近江国出自というのが通説・・・
しかし、確たる証拠はなく、後世に福岡藩黒田家の事業として、貝原益軒が編纂した「黒田家譜」によるところが大きいのが事実です。
又、姫路城にて生まれたとされる黒田官兵衛についても、その出生地が確認できる史料は存在しておりません。
一方、江戸時代に編纂された播磨の地誌類や記録類には、「黒田官兵衛やその父は、多可郡黒田村の生まれ」とするものが多数あります。
又、西脇市黒田庄町黒田にある古刹・荘厳寺所蔵の「黒田家略系図」が近年公表され、官兵衛や黒田氏の西脇市出自説がにわかに脚光を浴びてきています。

播磨古事の記述より・・・
小寺官兵衛祐隆(孝隆)、のちの、黒田官兵衛は播磨国多可郡黒田村の産なり。その村名にちなんで、黒田氏に改めて、姫路城を相続して居城する・・・と、ある

今から訪れる・・多田の古城(黒田村にあった城館)は、筑前国主のご先祖の城跡・・・
多田の城が攻められたときに、姫路へ脱出した若君が後の黒田官兵衛である・・・
当時の黒田村伝承が、村の見取り図とともに記録されています

ここからが・・・ややこしい・・のです!
NHK大河ドラマ黒田官兵衛も終わりました・・・その登場人物は、黒田官兵衛の祖父が重隆、父が職隆・・です・
荘厳寺所蔵の「黒田家略系図」では・・
黒田官兵衛の実父は重隆  その二男である黒田官兵衛は小寺美濃守職隆公の猶子(養子)であると・・・

荘厳寺所蔵の「黒田家略系図」・・・・

黒田氏は播磨守護・赤松円心の弟・円光を祖とし、その息子・七郎重光が黒田城に拠って黒田姓を名のったことが始まりとされています

後ほど、訪れる荘厳寺の堂内に本黒田家略系図を活字で示した系図がありました
右赤丸が、重隆 左赤丸が、二男、孝隆官兵衛尉(黒田官兵衛)

八代、 重隆の二男として、生まれた孝隆官兵衛尉(黒田官兵衛)が小寺職隆の猶子(養子)となって、姫路城を守ったと記されています
官兵衛の兄、九代・治孝左衛門尉が黒田城を継ぎましたが近隣から攻撃を受け、落城し、宗家は断絶しました
黒田官兵衛の母は、この系図では重隆の妻となった比延山城主、比延氏の娘と記しています

播磨古事・・・黒田重隆や職隆の廟所整備などの記録や播磨における黒田氏の調査や伝承をまとめたもので、文政12年(1829年)に著されています
廟所建設の普請方として福岡藩から派遣された山口武乕が業務の合間に小寺家菩提寺、姫路、心光寺の古記をはじめ、播磨の旧家に伝わる古文書を閲覧し、書き写したものである・・
平成18年、所有者から福岡県博物館に寄贈されたものとのこと・・・・

・・・行きましたね・・黒田家廟所・・確かに、福岡藩から石材を運んで普請したとありました・・・

黒田家譜と荘厳寺黒田家略系図を比較すると・・・

黒田家譜・・・
---高政---重隆---職隆---孝高(隆)---長政---


荘厳寺所蔵の「黒田家略系図」・・・
---重笵---重隆-----------治隆(断絶)
            |-----孝隆======小寺職隆の猶子(養子)

そういったところが、大ざっぱですが、西脇市配布の「官兵衛の里・西脇市」から引用いたしました・・

う~ん?・・・黒田庄の地名もそうですが、「官兵衛の里・西脇市」が新説ですね・・・と、思い込んでいます

さて、ゆかりの地・・ 多田城址(多田の古城)・・行きました・・・
説明案内板のみで、この付近・・加古川を望む段丘端に、城主居館と、家臣団の屋敷群があったとされ、平成7年、発掘調査されたと・・・

案内板の立つ場所は、市営黒田住宅の「P」です・・写真右下:「α君」車内より・・

その「P」より、黒田城跡をみます・・・ズームでみると、山上から黒田村が見渡せるよう、伐採してますね!・・

赤丸が黒田城跡とあります・・・
別に図では、左へ繋がる尾根全体が黒田城跡で曲輪や土塁がみられるそうです

ゆかりの地・・松ヶ瀬・・
多田城落城の際、幼い官兵衛と母・於松は加古川を渡って逃げましたが、母は増水した川で溺死したという伝承があります
母の名にちなみ、この場所を「松ヶ瀬」といいます
「松ヶ瀬」は、左、奥の方です・・・

西脇市より・・雑草多いので、新中橋からの眺望がおすすめ・・と、
では・・新中橋から・・
残念、Googleさんから引用しました(^_^;)

次なるゆかりの地・・・へ、参りましょう

追記:備忘録文、西脇市配布、官兵衛生誕・黒田氏発祥の地・・官兵衛の里・西脇市、荘厳寺本黒田家略系図より引用いたしました








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